YDNとはいったい・・・?
そもそもYDNとはいったいなんでしょうか。
YDNとは「Yahoo!ディスプレイアドネットワーク」の略称です。
インターネットを使ったことがある人なら、Yahoo!ニュースやYahoo!関連サイトに表示されている広告を見たことがあると思います。
それがYDN広告です。
以下の画像の赤丸部分が、YDN広告です。
(YDN広告にはたくさんの種類があるので一例となります。種類については後述します。)
YDNはサイトや商品の認知度向上や、サイトへの集客など、様々な目的に応じて使用します。
厳密には広告掲載方式によって違いがありますが、過去に検索したキーワードを元に広告を配信したり、ユーザーの興味や関心を検索キーワードから分析し、それに適した広告を配信させるような使い方ができるのです。
YDNについて詳しく知るためには、YDNの多彩な広告掲載方式についても知る必要があります。
YDNの多彩な広告掲載方式
YDNの広告掲載方式には、大きく分けて4つの掲載方式があります。
インタレストマッチ
ターゲティング
インフィード広告
動画広告
の4つです。それぞれ詳しく説明していきたいと思います。
インタレストマッチ
インタレストマッチは、ユーザーの興味や関心に応じて、
関連性の高い広告を配信するというものです。
ユーザーが閲覧中のサイトや、過去に検索したキーワードなどから、
そのユーザーが興味や関心がありそうな広告を分析して表示します。
例えば、ユーザーが以前から車の購入を検討していて、
車関連のことを調べていたとしましょう。
その後、趣味であるスノーボードについて検索して、
現在は洋服が欲しいからファッション通販サイトを閲覧しています。
その際にインタレストマッチでは、ユーザーは洋服のみならず、
車やスノーボードにも興味があると過去の情報も分析し、
そのユーザーがYahoo等にアクセスした場合に
車やスノーボード、洋服やそれに親しい広告が配信されます。
ターゲティング
性別や年齢など、特定のユーザー層に絞りこんで広告を配信します。
男性ユーザーに女性用化粧品の広告を配信しても、効果的ではないことはわかると思います。
ターゲティングは、あらかじめ広告を配信したいユーザーが限定されている場合は特に有効です。
性別・年齢・地域・曜日・時間帯・ユーザーが使用しているデバイスなど、様々な属性を設定することができます。
地域を指定できるので、店舗型ビジネスの場合は
近場に住んでいる人だけに広告を配信することができますし、
曜日毎にクーポンを把握している場合、
「水曜日だけは近場の人にクーポンの広告を配信する」
というような使い方もできるわけです。
サラリーマン向けの広告の場合は、
昼間の時間帯に広告を出しても閲覧者が少ないため
仕事が終了する時間帯~夜に掛けて広告を出すのが効果的です。
自分のビジネスのターゲットに合わせた設定ができるのが
ターゲティングと言えます。
また、広告主が設定したキーワードを、過去に検索したことのあるユーザーや、
過去に広告主のサイトを訪れたことがあるユーザーに向けて、広告を配信する機能も備えています。
これに関しては、インタレストマッチと少し近いものがありますね。
インフィード広告
インターネットやSNSをよく利用する人であれば、
見たことない人はいないのではないかと思います。
インフィード広告とは、SNSやYahoo!ニュースなどの、
記事と記事の間に挟まれている広告のことです。
FacebookやTwitterのタイムラインに表示されている広告と言えば理解しやすいでしょうか。
インフィード広告の最大の利点は、自然な形で目に入りやすいことでしょう。
SNSを上から流し見していても必ず視界に入るので、
ユーザーが関心を持ちやすく、比較的クリック率が高いと言われています。
動画広告
最後の広告掲載方式は動画広告です。
これは名前の通り映像を用いた広告で、テキストや画像では表現できない動きが最大の利点ですね。
やはり動く広告というのは目につきやすく、興味が持ちやすいという点で非常に効果的。
商品などの認知度向上やイメージアップなどに使われることが多いです。
YDNとGDNの違いとは
YDNについては上記でお伝えしたと思いますが、
類似の存在であるGDNというサービスも存在します。
GDNとは、「Googleディスプレイネットワーク」の略称です。
YDNはYahoo!が提供しているのに対し、GDNはGoogleが提供しています。
提供先違うだけで、どちらもサービス内容的には近しい存在ではあるのですが、異なる点が少しあります。
基本的にはYDNとGDN、どちらのサービスも併用して利用することが多いので、間違えることのないよう簡単に説明しますね。
まずはYDNとGDNを利用する前に、それぞれアカウントを作成しなければなりません。
YDNは「Yahoo!JAPANビジネスID」、GDNは「Gmailアドレス」の取得が必要です。
次に、YDNはYahoo!ニュースやYahoo!関連サイトでの広告配信を行いますが、
GDNではポータルサイトやブログなどでの広告配信が中心となります。
GDNの広告配信先は個人ブログも多く含まれ、
いわゆる「グーグルアドセンス」と呼ばれる広告になります。
グーグルアドセンスの広告を貼り付けるブログには審査があるため
あまり変なサイトに広告が貼り付けられることはありませんが、
あくまで個人ブログにも掲載されるため注意が必要です。
広告配信先があまり思わしくないブログだった場合は
そのブログへの広告配信をしないように設定することが可能ですが、
いちいち目視をしてチェックするのはかなり面倒です。
ちなみに、YDNとGDNを始めるとなると、
広告に掲載するバナー画像を作成することになるでしょう。
画像には審査を通す必要があります。
それぞれのサービスのガイドラインに抵触するようなことがなければ、
問題なく審査通過となりますが、審査通過までにかかる時間はGDNの方が早いことが多いようです。
ですので、作成したバナー画像をどちらのサービスでも利用する場合は、
先にYDNから審査を受けることで、効率よく作業を進めることができますね。
YDNに掛かる費用はどれくらい?
たくさんのユーザーに自身のサイトを宣伝するためには、広告費用が掛かります。
基本的には、広告費用が多いほど、それだけ広告が配信される機会が増えるので、
ユーザーの目に留まりますが、どれほど効果があるのかもわからないのに、
高額な広告費用を使うのはもったいないと感じてしまうかもしれません。
Yahoo!プロモーション広告では、YDNの効果を実感するために必要な額として、
1日1,000円の予算設定をおすすめしています。
つまり、月に30,000円投じれば効果を実感しやすいよ、ということですね。
もちろん、それより少ない費用で広告を配信することも可能です。
YDNはクリック課金制なので、広告の表示自体は無料です。
ユーザーの目に留まり広告がクリックされたときにだけ、予算から引かれるという形です。
1日の予算を消化したら、その日の広告配信が終了するだけなので、自分のペースで広告費用を支払うことができます。
では具体的に、1クリックごとにどれほどの広告費用がかかるのでしょうか。
1クリックあたりの広告費用は、PCからのクリックであれば、
画像広告は45~50円、テキスト広告が35~40円となっています。
スマートフォンからのクリックであれば、
画像広告は35~40円、テキスト広告が20~25円です。
ただし、ターゲティングでの絞り込み条件や配信する広告のジャンルによって
1クリックあたりの費用は大きく異なるため、
まずは無理のない範囲で試してみる必要があります。
YDNを始めてみよう
さて、これでYDNについて少し詳しくなったと思います。
最後は、実際にYDNを始めてみましょう。
登録方法はさほど難しくないので、簡単に始めることができますよ。
Yahoo!プロモーション広告に申し込む
まずはYahoo!プロモーション広告に申し込んでみましょう。
こちらでは、上記でお伝えしたYahoo!JAPANビジネスIDが取得できます。
入力が一通り終わると、Yahoo!JAPANビジネスIDの確認コードが申し込み時に入力したメールアドレスに送信されるはずです。
パスワードを設定したら、画面の入力欄に確認コードを入力してください。その後の電話番号認証が完了し次第、登録は完了となります。
※現在フリーメールアドレスでは登録できないようになっている模様です。
独自ドメインでメールアドレスを取得し登録しましょう。
ムームーメールというサービスでは月額50円でメールアドレスが取得できるようです。
Yahoo!プロモーション広告の管理画面へログイン
その次は画面の指示に従いながら、Yahoo!プロモーション広告の管理ツールへとログインをしましょう。
広告を作成後、入金
広告管理ツールへのログインが完了しました。
それでは、画面の指示に従いながら広告の作成と、入金額や入金方法の設定を行います。
それが済んだら、あとは審査結果を待つだけ。
審査通過後には、Yahoo!関連サイトにあなたの広告が配信されるようになります。
いかがでしたでしょうか。
今回は簡単にお伝えしましたが、YDNは上手に使えば非常に費用対効果の高い広告です。
私自身も今でもがっつりと利用しています。
アフィリエイトで使う広告としても非常に有用な広告ですので、
まずはお試しでも利用してみることをおすすめします。