電子書籍市場が拡大したことにより、
誰でも無料で、本を出版できる時代が到来していますね。
電子書籍を執筆したことで、本格的に作家としての道が開けたという人も大勢います。
しかも作家として活動を始めた人の多くは、もともとは主婦やサラリーマンでした。
今まさに、「電子書籍を作って出版したい!」と考えている人も多いのではないでしょうか?
本記事では、電子書籍の作り方について、詳しく解説しています。
ぜひ、参考にしてください。
ちなみに本記事は、電子書籍のプラットフォームとして
もっとも有名な「Amazon Kindle」への出版を前提としています。
電子書籍の作り方①原稿を執筆する
まず、電子書籍の原稿を執筆しましょう。
形式は、主にWordで作成することが多いですし、私もそうしています。
Macをお使いの方はpagesで作成する方が多いですね。
原稿の執筆は、当然ながら電子書籍を作るうえで、もっとも重要なポイントです。
基本的には、
簡単な流れ
- 書くテーマを決める
- 企画書としてまとめる
- 目次を作る
- 構成案を作る
- 本文を書く
- 推敲する
という流れで執筆していきます。
もっとも難しいのは、「テーマを決める」というところでしょう。
テーマに関しては
テーマに入れたい要素
- 読者が知りたいことである
- 他の書籍やWebサイトでは知り得ないことが書いてある
- 他の人には簡単に真似はできない
というものでなければいけません。
もっとわかりやすく言えば、「みんなが知りたいけど、まだ誰も発信していないこと」が、テーマとして求められます。
そういったテーマでなければ、多くの人に読まれる電子書籍にはならないでしょう。
あるいは、他の書籍で発信されているテーマであっても、
コンセプトを少しずらすことで差別化をするというのもありです。
読者の心が惹きつけられるようなテーマを、じっくり時間をかけて追求しましょう。
この辺りは、下記の書籍が参考になります。
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電子書籍の作り方②データの変換
原稿が完成したら、データを電子書籍用に変換します。
電子書籍では、「EPUB」(イーパブと読みます)という電子書籍専用のデータにするのがおすすめですが、
現在はWordで作成した原稿ファイルそのものを使うことも出来るようになっているので
無理に変換する必要は無くなっています。
それでもEPUBのほうがキレイになることが多いので、
キンドルプレビューアーという電子書籍の原稿ファイルをチェックできるツールで
Wordの場合とEPUBの場合とで比べてみると良いですね。
キンドルプレビューアーはこちら
Wordなどの原稿ファイルをEPUBに変換する方法としては
変換サイトを利用するのが一般的ですね。
例えばこちら
ただし無料ツールですので、変換がうまく行かずに表示が崩れてしまうことなどもあります。
そのような場合は外部に委託することも可能です。
「EPUB 作成」といったキーワードで検索をすれば、
そういった業務を行っている会社がたくさん出てくると思いますので
その中から自分にあった会社を選んで依頼をしましょう。
電子書籍の作り方③表紙を作る
続いて、電子書籍の表紙を作成します。
紙媒体も含めて、表紙というのは、書籍にとってたいへん重要なポイントです。
なぜなら書籍を買うか買わないかは、しばしば表紙で決定されるから。
いかに内容が優れていたとしても、表紙に魅力を感じられなければ、手に取られる可能性は大きく下がります。
表紙のデザインは、徹底的にこだわりましょう。
具体的な表紙の作り方としては、
表紙を作る方法
- Power Pointを使う
- Photoshopなどの画像編集ソフトを使う
- 外部委託する
などが挙げられます。
自力でデザインできるのであれば、PowerPointや画像編集ソフトを使って、表紙作りに取り組みましょう。
自力でデザインできない、あるいはスキルがある人に任せたい場合は、クラウドソーシングを使いましょう。
「ランサーズ」や「クラウドワークス」では、表示デザインができる人材を、簡単に見つけられます。
表紙をデザインしてもらう費用としては、5000円から20000円程度が相場です。
表紙が持つ重要性を考えるなら、お金はあまりケチらないほうが良いですね。
5000円ですとあまり表紙のデザイン案が集まらず、
1万円ですと20件前後集まるというのが私の経験ですので、
最低でも1万円は掛けたほうが良いかな、と思っています。
電子書籍の作り方④Amazon KDPで出版手続き
ここまでで本文が完成して、ファイル変換も完了、そして表紙も決まりました。
あとは執筆した電子書籍を、流通に乗せるだけです。
冒頭でも述べたとおり、今回はAmazon Kindleで出版する場合について解説します。
Amazon Kindleを利用するには、「Amazon KDP」での手続きが必要です。
Amazon KDPでは、
- 著者情報
- 原稿のEPUBファイル
- 表紙
を提出します。
さらに、「ロイヤリティ」も設定します。
ロイヤリティとは、一言で言えば印税のことです。
受け取るロイヤリティは、「30%」か「70%」のうち、いずれかから選択できます。
一見、明らかに70%の方が有利に見えるかもしれません。
しかし70%を選択した場合は、
- 電子書籍の価格は、「2,99ドル以上10ドル未満」出なければいけない
- Amazon Kindle以外で、その電子書籍を販売してはいけない
という契約を交わすことになります。
特に後者は、かなり重要です。
もし他のプラットフォームや紙書籍として展開したくなっても、それができなくなってしまいます。
とても大きなデメリットなので、よく考える必要があります。
とはいえ、現在は電子書籍ストアの中で
キンドルストアが圧倒的なシェア率を誇っていますので
キンドルストアで販売すれば充分という見方もできます。
ロイヤリティを30%に設定した場合、このような契約上の縛りはありません。
自身にフィットするロイヤリティの割合を選択しましょう。
ロイヤリティを選択したあと、Amazon Kindkeによる「審査」がおこなわれます。
審査と言っても、内容の良し悪しなどで判断されるのではなく、
著作権違反をしていないか、公序良俗に反していないかという判断となります。
「本の内容が薄いからダメ!」ということにはなりませんよ。
審査で「出版してもよい」と判断されれば、Amazon Kindleでの電子書籍の出版は完了です。
まとめ
Amazon Kindleという便利なプラットフォームの登場で、誰しもが電子書籍を出版できる時代になりました。
手続きや審査などはさほど難しいものではなく、「出版」というハードルはかなり低くなっています。
ポイントとなるのは、やはり電子書籍を執筆するというところでしょう。
先ほども軽く触れましたが、そのノウハウを知るには、下記の書籍がおすすめです。
ぜひ電子書籍の書き方を知り、出版を実現してくださいね。